退職を決意しても「退職届ってどう書けばいいの?」「退職願と違うの?」と悩む人は多いものです。
本記事では、退職届の基本ルールから具体的な書き方、提出の流れまでをわかりやすく解説します。すぐ使えるテンプレートも用意しました。
退職届と退職願の違い
- 退職届:会社に退職を「通知」する書類。提出後の撤回は原則不可。
- 退職願:退職を「お願い」する書類。会社の承認が前提。
一般的には退職届を提出するのが慣例ですが、会社指定の書式がある場合はそれに従いましょう。
退職届の基本ルール
必須要素
- 提出日(作成日)
- 宛名(会社名・代表者名+「殿」)
- 本文(退職の旨/退職日)
- 所属・氏名(押印は社内慣例に合わせる)
用紙と形式
- A4白無地が基本。縦書き・横書きは社内規程に合わせる。
- 手書き/PC印字どちらでもよいが、指定があれば従う。
- 封筒は白無地・のり付け。表に「退職届」、裏に氏名を記入。
退職届テンプレート(コピペ可)
退職届
私こと、このたび一身上の都合により、
2025年9月30日をもって退職いたします。
2025年9月1日
株式会社〇〇
代表取締役 〇〇 〇〇 殿
営業部 山田 太郎 印
ポイント:退職理由は「一身上の都合」で十分。退職日は就業規則の予告期間(例:2週間/1か月前 等)に合わせて設定しましょう。
提出の流れと注意点
提出のタイミング
- 一般的には退職日の1〜2か月前が目安。
- 就業規則に別途定めがある場合はそちらを優先。
提出方法
- 基本は直属上司へ手渡し。先に口頭で意思表示し、その後書面を提出。
- やむを得ず郵送する場合は簡易書留で送付し、控えを保管。
よくあるミス
- 社名・代表者名の誤記(正式名称を確認)。
- 退職日が規程に合わない(有給消化計画と合わせて設定)。
- 控えを取らずに提出(必ずコピーを保管)。
Q&A
Q:メールだけで退職届を提出できますか?
A:原則は紙の書面です。メールは意思表示の補完として使うに留めましょう。
Q:会社指定のフォーマットがあるときは?
A:必ず指定書式を使用してください。自由書式は書き直しになることがあります。
まとめ
- 「退職届」と「退職願」は役割が異なる。
- 退職届は「提出日・宛名・本文(退職日)・所属氏名」を整える。
- 提出は退職日の1〜2か月前が基本。就業規則を必ず確認。